農業創業と革新に関するAPECフォーラム

カントー市のメコンデルタで開催されたAPECフォーラムにおいて、農業への新規参入、もしくは他の業界から転換を計画している企業を支援するための政策と技術革新について議論されました。

この農業創業と革新に関するAPECフォーラムは、アジア太平洋経済協力(APEC)の加盟国の農業部門のビジネスマン、投資家、および役人を集めました。

APEC加盟国は、人口増加による多様化した食糧需要に対応するために農業生産を増やすと同時に、将来の世代のための天然資源の持続可能な利用を改善するという大きな課題に直面しています。

この地域の農業創業は、限られた市場への参加能力、投資機会、およびパートナーシップによって事業運営を拡大することによって制約を受けています。

記者会見で、小規模農家とベトナム各地の大規模農業企業の農業管理ソリューションを提供する新規参入企業であるMimosaTEKの共同設立者兼CEOであるトリ・グエン氏は、農業における技術の重要な役割を強調しました。

新規参入企業は、市場の難しさ、特に農業における技術的応用について農民の意識をどのように変えるべきかを考慮する必要があると同氏は述べました。

また、新規参入企業は、大企業や組織と協力して農業分野を改革することができ、インキュベーター、投資家、支援団体、農業を専門とする大企業など、強力な助けを受けることができると話しました。

国際熱帯農業センターのゴデフロイ・グロジン氏は、農業部門がイノベーションを促進するための環境を整備する(新規参入に十分な資金を提供する)必要性を強調しました。

さらに、農業に携わる者たちがサービスにアクセスして新技術に触れ、技術に対する意識を高め、技術を使用でき、訓練できるようにする必要がある、と彼は述べました。